初めまして、タケノコーPといいます。
765プロから始まり、かれこれ10数年プロデュース活動をしています。シャニPとしては、サービス開始日からプレイはしていますが、本格的にのめり込んだのは1stライブをLVで観てからです。
今回は「THE IDOLM@STER SHINY COLORS 3rdLIVE TOUR PIECE ON PLANET」が全公演終了し、備忘録として残しておきたいな、と感じた想いなどを自分勝手に綴っていこうかと思います。
久々のブログという事や、はてなブログ仕様の把握不足による雑構成など拙い部分もあるかとは思いますが、出来れば暖かい目で見てください。
後、とにかく長いです。ご了承ください。
主旨と、経緯
今回のライブツアーは名古屋を皮切りに、東京、福岡と3箇所、計6公演を開催して行きました。「全公演、有観客での実施」を予定していましたが、昨今のご時世もあり東京公演2日目のみが、無観客での実施となりました。
そこで今回綴りたいなと感じた事があり、それはツアーを通しての
「イルミネーションスターズ」についてです。
私、シャニでの担当は田中摩美々であり、それもあってアンティーカを中心にプロデュース活動をしています。なのでイルミネは最低限の知識やコミュ内容しか知見がなく、残りは楽曲などから感じるユニットの印象という状態です。
そして今回のツアーで名古屋2日目、福岡2日目に現地参戦でき、ありがたい事に風野灯織の「スローモーション」、八宮めぐるの「HAREBARE!!」を現地で観る事が出来ました。櫻木真乃の「ありったけの輝きで」は東京2日目での披露となり、残念ながら無観客配信ライブという形で観させて頂きました。
ツアーに向けて
今回のライブツアーの一つの目玉であり、みなさんがそれぞれ期待や不安を抱かれていたであろう「ソロ楽曲」。
シャイニーカラーズは「ユニット活動」を軸としたアイドルプロデュースゲームであり、W.I.N.G.編、ファン感謝祭編を経て、3年目の軸となるG.R.A.D.編という遂にアイドルそれぞれの「個人活動」へフォーカスを向けたシナリオが2020年5月に実装されました。
そしてシナリオ実装から約半年、「COLORFUL FH@THERS」シリーズというソロ楽曲を中心としたアルバムの発売が発表され、翌2021年1月「‐Stella‐」から始まり、「‐Luna‐」、「‐Sol‐」と順次発売していきました。
その途中2020年12月には、公演中止となっていた2ndライブの再実施、そして3rdライブツアーの開催が同時に発表されました。
シャイニーカラーズにおけるソロ楽曲
なぜこんなに細かくソロについての云々を書いてるかと言うと、
個人的にこのソロシリーズ、最初は好意的な印象がなく、実際全てのソロを聴いても「まあこんなもんだよなぁ…」とあまり響かなかったのです。
理由としては自分の中ではすごく単純で約3年、コミュなどのストーリーを見た上で聞いても基本的には、あくまでアイドルのこれまでを振り返る楽曲のような状態で、衝撃的な何かがある訳ではなかったのです。
振り返る事に価値があって、そこからまた想いが溢れ出す、という気持ちも分かるのですが、なぜか今回は薄っぺらく感じたのです。
なので、新規のプロデューサーなどには是非おすすめしたいのですが、私自身はすごく遠ざかった状態でソロ楽曲を聴いていました。
もちろん大半のプロデューサーがソロ楽曲を好意的に捉えており、それぞれのアイドルに感謝や想いを伝えていたのをしっかりと見ていましたし、周りの同僚Pも最高!!!という感想がほぼほぼでした。
なので、こういう感想はほぼ口に出さず、ツイートなども最小限にしていました。
話は戻りまして3rdライブツアーが発表され、それに伴い披露楽曲の予想がプロデューサー間で始まり、「GR@DATE WING」シリーズ、そして「ソロ楽曲」がほぼ確実に披露されるであろうと、そういう意見が纏まりました。
恥ずかしながら、それまでシャニ単独の現地参戦はなく、生で唯一見たのはバンナムフェスでした。
しかも残念ながら住んでいる近畿地方でのツアー開催はなく、近い所として名古屋公演に応募、最初の通り名古屋2日目に当選する事が出来ました。(福岡2日目は2ndライブでSHHisの参加決定後に入手しました。)
ソロに対して、アイドル(キャスト)が生披露しているのを見れば何か感じる物があるのではないかという淡い期待もありつつ、誰か特定のソロを聴きたい訳ではなかったので、すごく楽な気持ちでライブに臨む事が出来ました。
名古屋公演と、灯織
そして始まったライブツアー、名古屋初日は同僚の樹里Pとカラオケ屋で配信を見るという、新鮮な状況でのプロデュース活動でした。
大方予想通りの楽曲披露であり、翌日に向けての下調べという姿勢で見ていました。
本題はここではないのであまり深くは語りませんが、ソロコーナー、隣の樹里Pが落胆しているのをただ慰めるような状態でした。(自分の担当の摩美々も「誰ソ彼アイデンティティー」を披露しましたが、この時点ではそこまで響いていませんでした。)
そんな事もありながら迎えた名古屋2日目。ユニット曲が変わるんじゃないかだったり、ソロは誰が歌うかなーだったり、同僚Pたちと話しつつ、その中でも特に注目されたのが、灯織の「スローモーション」。
風野灯織役の近藤玲奈さんは、ツアー通してこの名古屋公演両日のみの参戦であり、初日でソロ歌唱がなかった為、ほぼ確実に披露するであろうと。
実際にライブが始まり、聴きたかったユニット曲で大暴れしたり、トロッコの通る道すぐ側の席だったのでノクチルが来た時、これでもかと手を振って喜んだりしながら迎えたソロコーナー。
今回はさらっと流しますが、小宮果穂の「ハナマルバッジ」から始まり、中の人的な話になってしまいますが、個人的に河野ひよりさんが気になっている状態だったので既に「ボロ泣き」。
さっきまでのソロに対してのああだこうだが馬鹿らしい
そして予想していた灯織の「スローモーション」、客席側も緊張感に包まれながら、圧巻のパフォーマンスでした。
具体として言葉には表せないような、「必死さ」という物が伝わり、前曲の影響もありつつ泣きながら、鳥肌も立ちながらという状態でした。
この時点でソロ楽曲に対しての変な気負いや、違和感はほぼ消えていました。
その後のMCでも語られたように、それぞれのキャストが内々に秘めていた感情が溢れ出していたり、
ずっとユニットで、複数人で活動していたからこその「1人」の重圧や不安、責任感について吐露しているのを眺めていて、
表面上でソロ楽曲を理解していた「つもり」の自分が情けなくなり、ソロ楽曲の裏側や、心境が見えたからこそではありますが楽曲への厚みが出てきたと感じました。
(この時点で各トークリリイベ配信も行われていたので最低限のキャスト感想などは頭には入っています。)
今回はイルミネを主軸に記したいので諸々飛ばさせていただき、披露された「Twinkle way」と「Happy Funny Lucky」について少し。
とにかくね、3人が楽しそうなんですよ。
初日配信で見ていた時も勿論楽しそうに披露していましたが、近藤さんが特にHFLではソロ楽曲の披露が終わり、吹っ切れたかのような満面の笑みなんですよ。(ここはあくまでP面オタクの”妄想”)
「Twinkle way」は3人での披露がツアーでは、一旦これで最後というのもあり、目に焼き付けておこうという使命感が強かったので、内心ド緊張しながら見ていました。
ですがHFLはただ”楽しい”という幸福感が今でも残っています。その後のMCでも近藤さんが仰られていた通り
「HappyでFunnyでLuckyな気持ち」でした。
イルミネーションスターズの楽曲はどれも素晴らしいなー、というすごく淡泊な印象しかなかったのですが、この公演でとてつもないインパクトを残していきました。
そんな名古屋公演から3週間後、ツアーとしてはなかなか短いスパンでの東京公演、思わぬ事態となりました。
東京公演と、真乃
公演2日目となる4月25日(日)に緊急事態宣言が発令、運営としても”前日”に「無観客配信のみ」への移行という判断が下されました。
そのような中で行われた東京公演、後の話の為に少し書きたいと思います。
今回の主題「イルミネーションスターズ」には欠かせないソロ楽曲があり、それが2日目で披露された真乃の「ありったけの輝きで」です。
当日は真乃の誕生日でもあり、歌うんじゃないか、という予想も多かった中での披露でした。
パフォーマンスは、タイトル名通りの”輝き”が満載の中で披露し、THE王道アイドルという印象を画面越しではありますが感じられました。
この東京2日目のソロコーナーは非常に苦しいものであり、結果的には夏葉、雛菜、結華、真乃の4名は、プロデューサーの前での初披露という形ではなくなってしまいました。
それだけに4人の、いえ8人の心境はより複雑でしたでしょうし、最後の代表挨拶では、はっきりと言及はなかったものの、目の前にプロデューサーがいない故の感情や、想いが溢れていたように感じられました。
ここで少し書き留めておきたかったのが、代表挨拶でのイルミネです。2人での参加だったので代表挨拶は関根さん、それを見守る形で峯田さんが隣にいました。
関根さんが真乃に対して誕生日を祝いつつ、ソロ楽曲への感想を改めて伝える、という所で感極まり後ろを向いて涙をこらえきれずに、というシーンがありました。すぐ表に向き直して再び想いを伝えてくれていましたが、ここであぁ…と感じたのが峯田さんの姿勢です。
近付いて言葉をかけてあげるなどでもなく、ただ見守ってあげているのです。もちろん本人の伝えたいタイミング、ペースなどもあるので当然ではあります。でもイルミネってこんなに強いユニットなんだと、名古屋公演での事もありヒシヒシと伝わってきました。
峯田さんはイルミネ内では最年長のお姉さんです。キャラクター的には全員高校1年生で結成されたユニットですが。(設定年齢的には灯織のみが15歳)
名古屋公演でも、最後の代表挨拶で涙を流すなどはなかったものの、関根さんと共に近藤さんを優しく見守ってあげていたりと、ユニット活動によって得られる信頼や支え合い、クサイ言葉ではありますが「絆」とはこういう形なんだなと、痛感させられました。
- あまり中の人云々を持ってくると、シャイニーカラーズに”真剣”な方々に怒られるので程々にしますが、リアルライブだとやはりキャスト陣の反応が重要なので許してくださいね。
この時点でイルミネに惹かれまくっており、コミュなどを見直しています。所持カードにも限りがあるので、イベントコミュやシナリオコミュなど、追えるものをといった感じです。
そこから約1か月、千秋楽へ向けて福岡公演がやってきました。
福岡公演と、めぐる
端折りに端折って2日目からの話をさせて頂きますが、未歌唱のソロ楽曲が確定し、自分の中でもセットリストが固まって行きました。
この福岡公演2日目、放課後クライマックスガールズ・園田智代子役、白石晴香さんのツアー千秋楽で、唯一の参加という事もあり、ピンクのブレイブヒーロージャージを着用しているプロデューサーさんも多く、確実に来るであろう「チョコデート・サンデー」に期待を膨らませていました。
千秋楽という事もあり、結果的にソロ大トリとなった霧子ソロも、アンティーカ担当として堂々と構えていました。
今回はフォーカスして、「HAREBARE!!」の感想を。
泣くところなんてないんです、とにかく楽しい!めぐるの元気さや、応援する気持ちがたくさん詰め込まれた楽曲です。
そこまでは良かったんです、2番終わりの間奏なんです。その後のソロメンバーMCで我慢出来ずに峯田さんも言及していましたが、「We can go now!」の間奏ダンスをしているんです。
元々楽曲を聴いていて作曲者が同じという事もあり、この部分の音楽はあえて寄せているなぁ、という感想でした。それもあって、振付もちょっとした淡い期待を持って見ていました。
的中でした。
とある影響から振付などを見たり踊ったりするのが好きで、本当に気持ち悪いぐらい見ては覚えているので、最初の右腕を構えたその一瞬で振付に気付いてしまいボロ泣きしていました。
もちろん、応援される事に感動したりという涙もあるかもしれませんが、個人的には”イルミネーションスターズ”の”八宮めぐる”が歌うソロの「HAREBARE!!」がこんなに強固な楽曲になるとは思っておらず、イルミネがあるからめぐるがいて、この歌があるんだと、そういった感動で延々と泣きじゃくっていました。
その後名古屋2日目を経ての、2人でのHFLを見て、物足りなさを感じるかなとも思いましたが、あそこには確かに灯織がいたし、千秋楽でまた一つ積み重なったパフォーマンスが見ることが出来ました。
そして2日目では今回のツアー、唯一となるアイドルマスター15周年記念楽曲「なんどでも笑おう」が、アンコール前最後に披露されました。
アイドルマスター、というコンテンツを知っていれば知っているほど、歌詞などが強く響き、みんなでクラップなどをするのも相まって、とても素晴らしい楽曲に仕上がっていると思います。
で、これがまた涙腺トリガーとなります。
アンコール待機後、お知らせからのアンコール開始。「Color Days」から始まり、生で見るのは初めてでしたので、ウッキウキで楽しんでいました。
その後、最後の代表挨拶。サプライズ以外では、今回の福岡公演がシャニマスライブ初参加のSHHisの山根綺さん。
各インタビューなどでも仰られていましたが、アイドルマスターというコンテンツに関われる事を夢にされていたと。形こそではありますが、まだ765プロしかなかった時代からコンテンツに触れている身としては、本当に衝撃的な言葉です。
何とか耐えたものの、既に涙腺は再び崩壊直前でした。
泣いてしまうと、頭に入ってくる情報が一気に限られるので、極力泣きたくはないんですが、崩壊させたのはやはり八宮めぐる役、峯田茉優さんです。
名前を言うなり自分の想いを伝えてくださり、アイマスへの愛や憧れ、そして声優として、初めて手を伸ばしてくれた子が八宮めぐるであると。それを踏まえた上での、あの「なんどでも笑おう」の歌詞についてだったり、歌えた事を涙ぐみながらもはっきりと語ってくれました。
ここで崩壊しました。
少し脱線しますが、実は峯田茉優さんに関しては、シャイニーカラーズが発表される前からされていたラジオ「峯田茉優の本気!アニラブ」という番組で認識はしていました。
オタクを自負の上、アイマスだったりその他のアニメゲームなどを熱く語っていたりしました。ですが自分はこの時点で天邪鬼全開で、口ばかりみたいな感情バリバリでした。
自分自身がアイドルマスターに対して、すごく重い感情を抱いているので、正直アイマスが「好き」と言っている業界関係の方でも、
まあ所詮便宜上だったり、社交辞令的な何か、と色目を使っている部分がここ数年で更に強くなっていました。
そしたらアイマス声優になってました。
うっわマジかよ、という気持ちでした。
ラジオ番組ガチ勢というのが周りにまずいないので、SNS上などでほぼ語る事はありませんでしたが、そういう気持ちがひっそりとありました。
先に山根さんの想いを聞いていたというのもありますが、峯田さんの言葉を目の前で、涙ぐみながら必死に伝えてくれたのを五感で感じた時、感動もありますが、申し訳なさなど色んな感情が溢れ出し辛くなるほど涙でボロボロでした。
最後の「Resonance⁺」では、キャストに対してのサプライズがあったりなどしたようですが(現地では気付かず、後からTwitterで知った)、福岡公演2日目は千秋楽という事もあり、それぞれがツアーラストという想いで、より楽しそうであったり、より艶めかしくであったり、より強固な物に仕上がっていったように感じた公演でした。
総括
勝手に重くしておいて、まあしょーもないオタクの感想は置いといて、今回のライブツアー、アンティーカPだからユニット曲聞きたい!であったり「Hide & Attack」がとにかく聴きたい!見たい!だったりと臨んだものでしたが、完全に想定外の方向から撃ち抜かれたり、ぶっ刺されたツアーでした。
今回はイルミネーションスターズを軸として、何なら峯田茉優さんを軸として3rdライブツアーを振り返るという、久々にブログを書いている身としてはまあ難しいし、めんどくさい内容になったかと思いますが、ここまで感情が揺さぶられたのもまた久々だったので許してください。
長文読んでいただきありがとうございました!
スマイルシンフォニア、最強楽曲です。