隙あらば自分語り

隙あらば自分語り

アイドルマスターが人生の半分以上を占めているプロデューサーの戯言です。

サブスクに対する認識のズレ

やあ

 

自分語りとちょっとした推察です。

 

 

 

 

そもそもサブスクリプションって?

かねてより熱望主観)されていたアイドルマスターシリーズの音楽配信サービスへのサブスクリプションが段階を追ってですが解禁されました。

 

で、それこそサブスク議論はここ4~5年かなり熱くされており、特にコロナという時期を迎えてからは更に拍車がかかって要望論と不要論が散見されるようになりました。

 

かく言う私はそもそも音楽サブスクユーザーなので、アイマスのCDは買っていようが、サブスクへの解禁はして欲しいとアンケートなどにも書いていました。
理由は色々ありますが、やはり一番はアイマスをまだ知らない人、知ってはいるが触れていない人などへのアプローチです。

 

それでSNSを見ていると、サブスク不要派でちょくちょく面白い意見があるんですよね。

 

不要派でよく見かけた意見としては、回りくどい言い方をしている物が多かったですが要約すれば
「CDを買わずに音楽を聴くだなんて許せない!」みたいな論調。

 

うわぁ…

 

まあ、これはいいです。話も聞いてくれないような層だと思います。

 

で、他の不要派の意見に

アイマスの音楽を聴く為に月額課金しなきゃいけないの…?」

こんなものがありました。

 

見かけた程度なので、このユーザーがどういう意図を持って発言したかは分かりませんが、サブスクリプションの表の表しか理解していないという事だけは何となく分かります。

 

そもそも音楽配信サービスのサブスクリプションは、世界中の音楽を月額料金で聞き放題になるというサービスです。
もちろんアイマスのようにサービスへの解禁をしていないアーティストやコンテンツもありますが、それでも数千万の音楽を聴く事が出来るのです。
もちろん音楽は「趣味」の範囲なので、好き嫌いや日常的に音楽を聴くという習慣がない人にとってはサブスク課金する事への利点は薄いです。
とはいえ、ここまでの話が最低限分かっていれば「アイマスの為だけに月額課金をする」とはならないはずです。

 

まずここまでが、大前提のお話。

 

で、ここで溝が出来てくるのです。

そもそも音楽サブスクを利用しているユーザーの多くは特定のアーティストを聴く為だけには月額課金をしているのではないと。
もちろんユーザー各々好きなジャンル、ユニット、アーティストなどはあるでしょうが、別に他も聴けるのだから得であろうという観点から課金をしている訳です。
(これもあくまで音楽という趣味を楽しむ人の1つの考え)

 

これが恐らくサブスク不要派には分からない部分。

 

サブスク解禁されたとして、不要派の人がもしサービスへの入会をしたとしても、聴くのはアイマス楽曲のみなんだと思います。

 

他に手を伸ばすことをしない。

 

これだと確かに話が噛み合わないんですよね。
あくまで不要派や理解の薄い方々にとっては、
安く音楽を聴こうとしている不届きもの達
という認識なのかと。

だから言葉を荒げての論争が繰り広げられたりもしばしば。
(これは人の問題ですが)

 

 

で、その他の意見の大半がビジネス面の話。

どこかのレーベルなどに所属、もしくはレコード会社などに職に就かれている方でしたらお話を伺いますし、是非議論をしてみたいです。
めちゃくちゃ価値があるので。


要はそんな感じの"プロデューサー"の意見です。

 

実際サブスク解禁をして、CDの売り上げどうこうは知らないですが、そもそもCDの売上を考えて動いている時点で今の時代を考えても
正直うーん、といった感じですね。
生命線なんだろうな、とは勝手に思ってますが。

 

既存のアイマスユーザーで且つサブスクユーザーがアイマス楽曲解禁されたとしても、多くの人はCDは買うと思います。これはコレクトに近いですね。

 

だってCDという現物は欲しいじゃないですか、オタクなので。

 

そして、新規ユーザーの獲得に音楽サブスクを利用したい、音楽という一番手っ取り早い方法でのアピール・宣伝を少なくとも自分含め考えている人が多いですが、
まあこれはアイマス運営としては「ゲーム」をとにかく入口にしたいのかなとは思います。
ほぼメディアミックスコンテンツとはいえ、始まりは「ゲーム」なので、そこから触れてもらって付随する楽曲やライブなどへの切り口という感じなのかな、とは思います。

 

禁句に近いですが、今のアイマスにおいて「ゲーム」が売りになる程の魅力があるかと言われると自分的には・・・

 

まあこれも"プロデューサー"による憶測ですけどね。

 

 

 

 

 

 

シンデレラガールズのサブスク配信

 

で、この記事を書いてる途中にシンデレラガールズのサブスク解禁のお知らせが来たので続けて書いていこうかと。

 

またとんでもない爆弾を置いていってくれました。
それはデレステなどに収録されているGAME VERSION」での配信が大半を占めるというもの。
要はフルサイズでの配信は極々一部の楽曲のみという事ですね。

 

ん????????????????????

 

想定外でした。なぜならシャイニーカラーズは順を追ってとはいえ
フルサイズでの配信だったから。

 

ここまで深刻だとは思っていませんでした。

 

それで日本コロムビアの柏谷さんがラジオ内で話していたという事で聴きました。

要点としては

  • 今後ゲーム実装された楽曲は、なるべく早い段階で販売による提供が行われる。
    (体制がまだ完璧ではないので最初の方は即日という訳ではない。)
    それに伴ってGAME VERSIONはサブスクによる配信も行う。

  • シンデレラガールズにとって再生数などによる特定へのアイドルへの人気が偏ったりする事への懸念。
    そしてそれは楽曲内容によっても左右される為、流行の1つである尺の短さなどで聞かれやすさの差による人気の格差が生じる事を防ぎたい。

  • それに関連して新たに楽曲を作る際、サブスクユーザーにとっての聴きやすさ、流行りを意識してしまう懸念がある。
    (そぐわない形で尺を短くしようとしてしまう等)

  • 収益にやはり影響があると考えているので、今まで出来ていた生音での収録や複数人楽曲の収録などコストがかかるものへの影響。

 

一方メリットとして、もちろん触れやすさは重要視しているので、一部アニメーションに関わっていた楽曲アルバムなどはフルサイズでの配信を行う。

 

 

言いたい事がたくさんありますが、収録で良かったなとは思います。
正直いくらでも突けてしまうような説明なので。

 

 

なにより

 

今更シンデレラガールズが特定のアイドルへの人気の偏りを理由にするのか…?

 

 

 

要点をどれだけ見ても、なかなか理解はしかねるかなと。
変な言い訳せずに、会社としてサブスクリプションはやりたくないんです!みたいな事言ってくれた方がありがたいですけどね。
時代遅れって一蹴されて終わりそうですけど。

サブスク解禁しますと言ってそこそこ経ちましたが、体制が整ってないのを聞かされても「えぇ…」といった感じですし、楽曲を作る時の材料にサブスクを含む事を嫌がるというのも別に制作サイドでコントロールすればいいだけですし、そういうのも含めて制作側の仕事なのではとしか。


収益に関しては本当の事でしょうけど、CINDERELLA MASTERシリーズの生まれを知っている人にとっては、まずは他で動くべき事があるのじゃないかなとも思います。

 


ゲームサイズでも聞いてくれれば、CDないしDL販売を買ってくれる!みたいな期待込みにも感じますが、残念ながら大半の人はフルじゃないだけでそもそも聴いてくれない可能性の方が高いです。
他はいくらでもあるのだから


これを言うと、そういう層はいらない!みたいな反論を持つ人もいるのですが、蔑んだ目で見てあげましょう。

 


それだけ今、楽曲制作を行う上では苦しいけどコンテンツの稼働には不可欠なので理解をしてほしいみたいな釈明があったら、まだ飲み込むかなぁ?ぐらいの所見です。

 

おまけでも何か発言してるらしいですが、閉鎖的空間で色々言っても伝わらないですよ。
伝えたくないのでしょうけど…

 

ここに関しては広く議論する必要はあるのかなと。
(この件を批判している人をただ突っぱねるような形で、擁護している方も一定数見かけましたが、議論が出来る程の知識も付けていなさそうという皮肉)

 

 

 

 

まとめるほどでもない

 

まあざっと羅列していきましたが、こんな所ですかね。

これに関しては自分が感じたズレをただ書いているので、これが追々笑い話になってくれるのが本望ですが、険しそうですね。

とにかくユーザーは無責任に、わがままに欲しいと思った物事は提示して良いと思います。もちろん押し付けにならない範疇で。
それに対してコンテンツ運営がどう判断するかも自由ですが、現状だとただ情けないなぁと思う所です。やはり言い訳にしか聞こえない説明。


ここが否定派・擁護派の辛いところなんだと思います。自分の好きなコンテンツがこういう批判をされる事に異常な嫌悪感を示すので。(自分たちが作りあげたコンテンツなんだ!と勝手に浸って、勝手に傷つくパターン)


否定がなくなったイエスマンの為だけのコンテンツになってしまうと、衰退の一方になる事をしっかり理解した上で、ドンと大きな胸を張って、批判かかってこい!!!みたいな姿勢を持つ事は大事なんだと思います。
批判されるに事すら拒否反応を出してしまうと、この人は話が通じないんだと避けられて終わってしまうのです。
その結果が今なのかもしれないという事実からは目を背けますが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もし自分が時代に取り残される立場になった時、指摘してくれるような人が周りにいるのだろうか。

 

 

あれ、"プロデューサー"の時点で、時代遅れ...?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続かない